2022/11/25(金)にディズニープラスにて配信スタートとなった今年を締め括るMCU作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』、しっかりと楽しませていただきましたので今回もこちらの投稿にて感想を書いていきたいと思います。
まず初めに本作の感想を一言でまとめると
マーベル・スタジオからの一カ月早い最高のクリスマスプレゼント
と呼べる素晴らしい作品でした。
本作は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に属する作品ではあると思われますが、どのフェーズにも属さない”スペシャル・プレゼンテーション”という位置づけの一話完結の物語です。
事前に公開されていた予告編の時点で既に大まかな流れは明らかにされており、ガモーラを失い落ち込んでいるクイルを励まそうと、マンティスとドラックスが地球を訪れクイルへのクリスマスプレゼント探しに奔走するというストーリーになっています。
そこで手に入れようとするプレゼントというのが、予告編でもわかる通り、クイルが毎年のようにその名を語る伝説のヒーローケヴィン・ベーコン氏(ご本人)というわけですから、この時点で既に最高の作品となることが確約されたようなものでした。
ケヴィン・ベーコン氏と言えば、映画『フットルース』や『13日の金曜日』、そしてマーベル作品では『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のセバスチャン・ショウ役などで有名な俳優さんですが、個人的には学生時代の研究に絡んでベーコン数(Wikipedia)でも馴染みの深い方だったりします。
そんな我々のユニバースにおけるレジェンド俳優さんがMCUの世界(Earth-616)にも同じく俳優として存在し、マンティスとドラックスに追い掛け回された挙句、最終的には連れ去られていくという展開は、特にコメディ色を色濃く出せるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズのなかでも、”スペシャル・プレゼンテーション”でしかやることのできない贅沢な振り切り方だったように思います。
宇宙船で連れ去られる道中でのマンティス・ドラックスとケヴィン・ベーコン氏のやり取りは映画ファンにとってもたまらないシーンだったのではないでしょうか。特に、このシーンでケヴィン・ベーコン氏の口から、マーベルと双璧をなすあの出版社の代表的ヒーローの名前が出てくるのもニヤニヤが止まりませんでした。
そしてここまで突き抜けたコメディにしておきながら最後にはケヴィン・ベーコン氏とは別の最高のクリスマスプレゼントに心から喜ぶクイルやメンバーの姿で締めくくり視聴者を温かい気持ちで包み込んでくれるあたり、やはりこれもガーディアンズ・オブ・ギャラクシーならではといった感じで、これまでのMCU作品全体で見ても個人的にトップクラスに好きなシナリオでした。
というわけで、本当に素晴らしい作品でしたので、ディズニープラス加入中で未視聴の方、またディズニープラス未加入の方はこの機会に加入していただいたうえで、是非クリスマスまでに本作を観ていただきたいです!!!!
ちなみに、本作にもエンドクレジット後のおまけ映像があり、そこでは新たな番外編の製作を示唆する描写が出てきます。
本作および『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの監督・脚本を務めたジェームズ・ガン氏と言えば、今年の10月下旬にDCスタジオのCEOに就任し、来年公開予定の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』がマーベルでの最後の仕事とも噂されています。
そんなジェームズ・ガン氏の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズに関する新たな番外編への言及があったのは非常に気になるところです。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の”スペシャル・プレゼンテーション”、シリーズ化しないかなぁ…
Amazon
[PS5]Marvel’s Guardians of the Galaxy