笑いあり、涙あり、音楽ありのこれ以上ない大団円!MCU Phase5『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』感想!!

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日本では米国より2日早く2023/5/3(水・祝)に劇場公開となったマーベル・シネマティック・ユニバース(以降、MCU) フェーズ5の2作目『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』、私はプライベートな予定と重なり公開初日に劇場に足を運ぶことが出来なかったのですが、それでもゴールデンウィーク最終日に何とか観ることが出来ました!!

おかげさまで、GWが終わることへの憂鬱な気持ちも吹き飛び、ホッコリした気持ちで週明けのお仕事に復帰することが出来ました(笑)

ということで、今回もネタバレを回避しながら感想を書いていきたいと思います!!

本作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』はタイトルの通り劇場作品としては『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』に続く3番目、そしてディズニープラスの短編アニメ集『アイ・アム・グルート』やスペシャルプレゼンテーション作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』を入れると5番目のシリーズ作品として製作・公開されました。

1作目の映画公開が2014年9月だったので、実に9年弱の間MCUのムードメーカー的ポジションで愛され続けたガーディアンズのメンバー達ですが、当初から監督を務めていたジェームズ・ガン氏のDCスタジオトップへの就任もあり、本作は公開前から公式に”最後”や”ラスト”といった言葉が多用されるなど、彼らの活躍に一区切りをつける位置付けの作品となっていました。

そんな事前情報を踏まえ、「観たら終わる」という不安と「結末を見届けたい」という期待を共に抱えた多くのファンの気持ちを、諸手を挙げての賞賛へと見事に昇華してくれた素晴らしい作品、というのが何よりも先に触れておきたい率直な感想です。

ここまでMCUを追い続けてきたファンからするとMCU作品群がいずれも素晴らしいものであることは言わずもがなといったところがありますが、本作で特に私が素晴らしいと感じたポイントをここからいくつか書いていきます。

まず何と言っても外せないのが、本作が”ガーディアンズ節の集大成”となっている点です。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』はシリーズを通して、初めは争うほどに全くの他人だったメンバーたちが仲間へ、そして家族へとその関係性を深めていき、その過程で、ほどよい笑いあり、涙ありの人間ドラマを描いた作品でした。

その過程と関係性の集大成が見事に描かれているのが本作です。今まで以上に仲間や家族が増え、シリアスな中に涙を誘い、涙だけに終わらず笑いを盛り込んでくるガーディアンズ節を思う存分楽しむことが出来ます。

そしてガーディアンズ節と言えば、もう一つ欠かすことが出来ないのが音楽です!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダーであるスター・ロードことピーター・クイルは、1988年に地球を離れることになった際に持っていたウォークマンをその後も愛用し続け、そこから流れる実在する1970~80年代の楽曲が劇中音楽としてシリーズ全体を通し作品に彩りを持たせてくれました。

その音楽に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』から新たな要素が加わり更なる広がりが生まれ、それらの音楽がピーター・クイルだけのものではなく徐々にまわりのメンバーへと伝搬し、時に観客の気持ちを昂らせ、時に登場人物の気持ちを代弁するなど非常に重要な役割を持つ、本シリーズに欠かすことができない要素となりました。

そんな音楽と共に迎えるガーディアンズ達の結末は、ストーリーとの相乗効果で、とてつもない感動と満足感を与えてくれるものになったと思います。あのエンドロール前のシーンは今思い出しても胸がアツくなります!!

次に、”ヒーローチームとしての魅力“についてです。

MCUを代表する作品と言えば、様々なヒーロー達が大集合する『アベンジャーズ』シリーズがその筆頭にあたり、『アベンジャーズ』シリーズやその他の作品でも、ヒーローたちが連携して敵と戦うシーンはいくつもありましたし、それらも勿論素晴らしかったです。

ただ、本作で本質的な家族と呼べるまでになったガーディアンズ達が魅せるバトルシーンは、カメラ回し含め圧巻の一言で、今までのMCU作品でも随一と呼べるほどのものだったように思います。と同時に、そのシーンで「あ、これが本当の本当にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの集大成なんだ」と思い知らされ何とも寂しい気持ちにもなりましたが…

そして、最後は”全キャラクターの深堀り“についてです。

映画を含めた映像作品は限られた時間の中で物語として成立させなければならない都合上、どうしても何かを優先し、何かを削る必要が出てきます。そのなかには、誰の物語を深堀させるか、というシナリオも含まれますが、ただでさえ主役級の登場人物が多い本作において、ジェームズ・ガン監督は、約150分という映画としては比較的長い上映時間ではあったものの、誰一人取りこぼすことなく主要なキャラクターの魅力を本作で存分に描き切ってくれました。

その結果、多くの映画でやむを得ず視聴者側が持ってしまいがちな「あのキャラクターが良かった」という感情の偏りがなく、「みんな大好き(ヴィランは心の底から大嫌い)」が成立する見事な作品であったように思います。

ここまで視聴者側のキャラクターに対する愛情が偏らない作品も珍しい気がしますし、そこから得られる満足感はというと、それはもう筆舌に尽くしがたいほどです!!

ということで、最後の最後に、上記のキャラクターの魅力を十分に堪能するためにも、本作を観る上で事前に押さえておきたい作品について触れて、本投稿を締め括りたいと思います。

【予習・復習必須】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
『アベンジャーズ/エンドゲーム【ディズニープラス加入者 予習・復習必須】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』
※未加入者の方も観ておいた方が"より"楽しめます

【予習・復習推奨】
『ソー:ラブ&サンダー』
※観ておいた方が"より"楽しめます

MCU作品は全て連続する物語なので、続けて観れば観るほど面白さが増すのですが、作品群が多すぎてなかなか手が出せずにいる方もいらっしゃるかと思います。そういった方々でも入門編的に上記予習をして本作を観るだけで、MCUの魅力が十二分に伝わるのではないかと思います。

本作をまだご覧になられていない方は、予習・復習のうえ是非是非是非是非、是非!劇場で本作をご覧ください!!

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
オーサム・ミックス Vol. 3

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