『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』予習のススメ

映画
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いよいよマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)における”スパイダーマン ホームカミング3部作”完結編『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』の米国公開日2021/12/17(金)まで、残すところ1カ月を切りました。残念ながら日本での公開日は年明けの2022/1/7(金)ということで、当面ネタバレにおびえる日々が続くのかもしれませんが、これを逆手にとって(?)、日本公開日までに『本作を単独で観るよりも何倍も楽しむために、今からしっかり予習をしておきましょう!!』といった内容をこちらで投稿したいと思います。
ちなみに、日本でも公開日より一足早く本作を見ることが出来る試写会の情報については、本ブログの『ヴェノム』『スパイダーマン』最新作、試写会の応募についてをご参照ください。

※注意
以下の内容は、2021/11/20時点における本ブログ管理人の考察によるものであり、公開前となっている本作品のストーリーに関する部分は特に事実と異なっている場合がございますので、その点ご了承ください。

映画『スパイダーマン』のこれまで

今回の投稿に当たってはまず、『スパイダーマン』の映画作品における2000年以降の歴史に触れておきます。

そもそも『スパイダーマン』の映画化の権利はソニー・ピクチャーズにあり、2002年から2007年にかけてサム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズ3作品、2012年から2014年には”リブート”としてマーク・ウェブ版『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ2作品が製作・公開されました。

サム・ライミ版『スパイダーマン』については、4作目以降の製作が予定されていたものの4作目の製作中止に伴ってそれまでの世界を一旦リセットし、”リブート”という形で、また異なるピーター・パーカーによる『アメイジング・スパイダーマン』の物語が描かれました。そして、この 『アメイジング・スパイダーマン』 自体も3作目が予定されていたようですが、残念ながら同じく製作中止となったそうです。

この2つのシリーズ作品については、”リブート”という方法を挟んだことで両者の間に繋がりはなく、あくまで各シリーズの世界の中で完結する物語となっていました。

一方のマーベル・スタジオも、自社が権利を持つマーベルヒーローによる世界観を一つにしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)と呼ばれる映画シリーズを展開していましたが、前述の通り、『スパイダーマン』の映画化の権利はソニー・ピクチャーズが有しているため、MCUへの『スパイダーマン』の参戦は通常ではありえないことでした。

しかしながら、その後ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオのパートナーシップ契約が締結され、MCUの世界に、3部作という期間限定のものにはなりますが、歴史的にも大きな意味のある第三の『スパイダーマン』が誕生することになりました。

このMCU作品における”スパイダーマン ホームカミング3部作”は、あくまで両社のパートナーシップによって実現した作品であり、2作目の公開を終えたのちに、一度はその3部作すら完結を迎えることなく契約が終了する危機を迎えたこともありましたが、ピーター・パーカー役のトム・ホランド氏の活躍によって何とかその危機も乗り越え、遂に来月完結編が公開されることになった、というのがここまでの経緯となります。

『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』について

さて、前置きが長くなりましたが、そんなホームカミング3部作の完結編となる『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』について、米国公開日のちょうど1カ月前となる2021/11/17(水)に、ソニーピクチャーズから本作の3本目の予告動画が公開されました。

これまでに公開された予告1,予告2やその他メディアにより発表されている情報から、『過去の2つの異なるスパイダーマンの世界に登場したヴィランが再登場する』ことが明らかとなっていますが、この予告動画3では、遂に過去のソニー・ピクチャーズ単独による『スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』5作品それぞれに登場するヴィランがその姿を現しました。

この予告3の動画においてポイントとなるのは、ドクター・ストレンジの「彼らを呼び寄せてしまった」「各々のユニバースから」という言葉で、その後、サム・ライミ版『スパイダーマン2』に登場したヴィラン”ドクター・オクトパス”が俳優すらアルフレッド・モリーナ氏そのままに登場します。彼は元々予告1の時点から登場しており、大きな話題を呼びました。

その他のヴィランのついても、これまでの予告において電撃、砂嵐、パンプキンボムなどのキーアイテムは登場していましたが、今回の動画では遂にエレクトロ、サンドマン、グリーンゴブリン、そして新たにリザード本人が姿を現しました。

更には一瞬だけ、もう1体のヴィランが登場しているように見えます。これが『スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』どちらの”彼”なのかはこの動画からは読み取ることが出来ませんでしたが、少なくともこれらのヴィランは5作品それぞれに散りばめられており、1作品も見逃すことができないようです。

予習のススメ

ということで、本作に関係する過去作品の公開年時系列と登場したヴィラン、各作品の関係性についてソニー・ピクチャーズ作品/MCU作品をひっくるめて、まとめてみました。

映画『スパイダーマン』関連図

ソニー・ピクチャーズ単独の『スパイダーマン』5作品を観ることで、登場するヴィラン達が”何故ヴィランとなったのか、どういったった人物なのか“が分かり、MCU作品における『スパイダーマン』と彼が活躍した『アベンジャーズ』作品を観ることで、今作で”何故ピーター・パーカーがドクター・ストレンジの元を訪れることになったか“が分かります。

MCUと言えば、過去作品を知っていれば知っているほど次の作品が面白くなる魅力的なシリーズですが、今作に関してはMCUの枠を超え、全ての『スパイダーマン』を知っていることで何十倍、何百倍にも楽しめる作品となりそうです。

日本の公開日は少し先になってしまいますが、折角の公開までの時間なので、過去の『スパイダーマン』の活躍と物語を予習し、本作を観る準備をしてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、私は今作『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』によって『これまでの2つの異なる”スパイダーマン”が別のユニバースに確実に存在していた物語であることを明確にし、現実世界における映画化の権利を踏まえたMCUからの離脱すらストーリーの一部として、今作におけるピーター・パーカーがこれまでとも異なる世界線である”ソニーズ・スパイダーマンユニバース“への合流を見事にやってのけてくれる』のではないかと、今から期待しています!!

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