MCU Phase4『ソー:ラブ&サンダー』感想

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2022年7月8日(金)に日米同時公開となったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ4の劇場作品『ソー:ラブ&サンダー』、約一カ月後とかなり出遅れましたがようやく観て来ました!!

前回、MCU Phase4『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』感想は公開日当日に作品を観て感想を書くことが出来ましたが、今回は普段一緒に観に行っているマーベル好きの友人と都合がなかなか合わず、最終的には公開終了が近づいてきたので一人でレイトショーで観に行き先ほど帰宅、日付が変わって今に至るといった感じです。

21時以降に映画館で映画を観るって、お祭り感があってドキドキしますね。テンション上がって普段Mサイズのドリンクも、Lサイズにしてしまいました(笑)。しかもコーラで、ポップコーンまで付けて。

さて、毎度のことながら前置きが長くなっておりますが、今回もネタバレをできるだけ避けつつ、感想を書いていきたいと思います。

本作はタイトルにもある通り、とにかく”ラブ“と”サンダー“の物語でした。

タイトルに使われているんだから、そりゃそうでしょ」といった感じではありますが、今年に入ってから公開・配信されているMCU作品は、マルチバースの複雑な世界観を描いた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のほか、巧みな表現でスティーヴン/マーク、現実/精神世界を交互に描いた『ムーンナイト』、そして比較的分かりやすい青春ドラマだった『ミズ・マーベル』ですら登場した世界観や彼女の能力の根幹に触れないまま終了するなど、視聴者にとっては頭を使うタイプの作品が多い傾向にありました。

それに対して本作は、”ラブ“と”サンダー“というそもそもシンプル極まりない単語がすべてを体現してくれているといっても過言ではないほど、”ラブ“と”サンダー“に尽きる内容で、ソーらしく、肩ひじ張らず観たままを受け取って笑ったり泣いたりできる、非常に分かりやすく楽しめる映画でした。

次に”ラブ“と”サンダー“それぞれについても深堀りしたいと思います。

ラブ“要素の方が多めだったので先に”サンダー“から触れると、そもそも神であるソーが主人公なわけですから、”サンダー“が重要な役割を担うことは明らかなのですが、更に、予告で既に本作での活躍が期待されていた元恋人のジェーン・フォスターもまたマイティ・ソーとなっての力を使います。

では、この元恋人関係の二人が神として活躍するからこその”サンダー“かというと、実はそれだけで終わらなかった、というところが非常に良いですね。更なる”サンダー“はソーの根幹に関わる形で登場し、今後にも大きな影響を及ぼしそうなので、まだご覧になられていない方は是非本編でご確認ください!

そして最も重要な”ラブ“についてです。

正直なところ、作品の内容的に見ると寧ろ上記の”サンダー“はキャラクター的な意味合いで使われている部分が大きく、この映画が描きたかったテーマは圧倒的に”ラブ“の要素なのだと感じました。

ラブ“と言っても色々な”ラブ“があります。

親子、家族、仲間、武器(笑)、神への敬などなど、様々なが本作の出来事や物語を成しており、作品に触れた人を温かい気持ちにしてくれる内容だったと思います。
(あの意外なところで発生した三角関係は笑いました)

いやぁ、映画って本当にいいもんですね!

そして一番気になるソージェーンの元”恋人同士”のの行方については、こちらも重要な展開が待っていますので、本作をご覧になって是非ご確認ください!!

さてさて、そんなこんなで上記で”サンダー“と”ラブ“を別々に解釈して、何なら↑で「”ラブ“がテーマだと思う」とまで言っていますが、実はこの感想は映画の最後の最後に大きく覆ります。

映画を最後まで観終えたときに”ソー:ラブサンダー“が文字の並びとして非常に重要な意味を持つシーンが登場し、「だから”ラブサンダー“なのか!」と鳥肌が立ち、タイトルにも納得してしまうことでしょう!!タイトルは”ラブサンダー“でなければならなかったのです!!

というわけで、非常に分かりやすく楽しめつつも最後に心躍る展開が待っている作品でしたので、まだご覧になられていない方は本作で、アベンジャーズ元祖ビッグ3最後の1人となったソーの活躍を是非是非ご覧ください!!

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